14 あずさ 9.19 「透け水着を着用のこと」
- 2014/09/19
- 09:48
取り出した鋏をあずさの目の前で、ちょきちょきと動かしてみせた。
ぱっちりした二重がさらに見開かれ、もともと大きな黒目が光彩が見えるほど大きくなる。
「本当に切っちゃうんですか……?」
僕は無言で置いてある水着を手に取った。
この間PARCOで買ってきた女性用のレオタードタイプだ。売り場で選んでいるとき、「わぁこれもかわいい」と、いろんな水着を手にとって、あずさは大はしゃぎだった。
白系のものだよ、という条件に、愛らしい顔は少し残念そうに歪んだ。女の子ならやはり、カラフルなもののほうが良いに決まっている。
それでも、なかなかかわいらしいデザインのものを選んで、あずさは上機嫌だった。支払いは僕がした。すんなりとこういうものを買える余裕ができたのも最近のことだ。
そのお気に入りの水着がいま、僕の手で切り裂かれようとしている。
あずさは大きな二重の瞳をめいっぱい見開いて、切なそうな顔をする。せっかく買って、まだ一度も着ていないのに、と。
「切るといっても、ここをだよ」
そう言って僕は水着を裏返した。
胸と股間を覆う部分に、ベージュ色の裏地が貼り付けてある。
そこに鋏を入れはじめた僕に、あずさは顔を青ざめた。
「何やってるんですか主さま。そんなことをしたら着られなくなっちゃいます」
「ん? いや、ちゃんと着ようよ。せっかく買ったんだしさ」
じょぎ、じょぎ。
高価な水着の裏側が無残にも切り裂かれ、女の子の大切な部分を覆うものが、ただの布切れとなって床に落ちる。それをこの上品なお嬢さま女子大生は、呆然と見ていた。
いままでさんざんいろんな責めをしてきたが、今回のこれが、いちばんこの飼い犬の意表を突いたかもしれない。
作業を終え、僕はぺらぺらになった水着をあずさに差し出した。
「はい、試着してごらん」
「……いまここでですか?」
「そう。お店では着ている姿をちゃんと見られなかったからね。僕に着てみせて」
受け取ったそれを握り締めるあずさの手が、ふるふると震えている。
これを着るということは、つまり──。
「ぬ、主さまの前だけですよね、これを着るのは」
「あれ、一緒に温水プールとか温泉に行こうって約束したのに。あんなに楽しみにしていた様子だったのになぁ」
今度こそ、あずさは顔面蒼白になった。
これを着て公衆の面前に出るということは、その場にいる男たちにほとんど裸体を晒すようなものである。
僕の意図にようやく気づいて、美人女子大生は、その愛らしい顔を強ばらせる。
「早く。着て見せてくれないの?」
「き……着替えます……」
あずさは立ちあがり、僕の目の前でするすると服を脱ぎはじめた。
ふわりとした女の子らしい服を頭から取り去ると、下着だけの姿になる。
豊満ではちきれんばかりの健康美なのに、太っている印象とはほど遠い。突付けばぷるんと指を弾きそうな肌のつやは、何度見ても飽きなかった。
もう何十回僕の前に裸体を晒しているかわからないのに、ブラを外すとき、あずさはいつも恥ずかしそうにこちらをうかがう。
「……」
背中を向け、取り去ったブラを床に置き、胸を手で覆って、目だけで振り向く。その仕草がなんとも愛らしい。
みずみずしい肌にうっすらと残った下着の跡が、妙にいやらしかった。
ショーツを脱ぎ、同じように股間も隠す。
こっちを向いてごらんと言うと、顔を真っ赤にしながら正面を向いた。
こんなに恥ずかしがっているあずさが初々しくて、僕はすでにびんびんに勃起している。
「きれいな体だね、相変わらず」
「やん」
あずさは両腕で胸と股間を器用に覆ったまま、白い水着を摘み上げた。
前屈みになり、両脚をそれに入れて、腰までぐっと引き上げる。
結局、大事なところはほとんど隠したまま、肩紐を通して、水着を着てしまった。
いまだ恥ずかしそうに頬を染めているあずさに、僕は命じる。
「じゃあ、きをつけをして。そのまま直立不動ね」
「……」
何か言いたげな口元をきゅっと引き締めて、従順な飼い犬は顎を引く。
背筋をしゃんと伸ばし、薄い布に包まれた豊かな凹凸の正面を僕に見せ付けた。
そうやって従っていても、羞恥心だけはどうしようもないらしく、わずかに顔を背け、頬は赤く染めたままだ。
両膝に肘を突き、組んだ手に顎を乗せて、僕は身を乗り出した。21歳の女の子の水着姿を、まじまじと鑑賞する。
この手のレオタードタイプは、つまりは、スクール水着が白くなったものと思えばいいだろう。
もちろんあれほど野暮ったくはなく(それがいいという男は山ほどいるのだが)、きゅっと全体がシェイプしたシルエットで、肌に貼りついている。
むちむちという表現の半歩手前の豊満さで、いつも男たちの視線を浴びているあずさのボディは、そのぴったりした布地のせいで、なだらかな女らしい隆起が強調されていた。
ふっくらと小山のように盛り上がる胸。すべりこむようなウエストのくびれ具合。そして、はちきれんばかりの腰周りと太ももの量感。
そのみずみずしい女体を包む白い布は、薄くぴったりと貼りついて、内側の隆起や凹み、わずかにうかがえる小さな突起などを、くっきりと浮かび上がらせている。
こんもりと盛り上がった胸の左右に、ぽっちりと赤茶けた乳首が透けている。
おそらく張りついた水着の内側で、それは硬く勃起しているのだろう。乳輪もかすかにうかがえた。
しきりに股間を隠そうとする手を、後ろに回させた。ついでに「少し腰を突き出すようにしてごらん」と命じる。
剥かれた美人女子大生は「いやん……」と顔を背けつつも、言われたとおり、くっと腰を突き出す。
うっすらと淡い、あずさのヘア。
それが全身を包む白色の中で、そこだけ異質に黒い色を放っている。
ぴったりと押し潰された陰毛は、まるで珍しい草を押し花にしたかのように、一本一本までがくっきりと象られて、股間を彩っている。
全裸の何倍もいやらしい姿だ。
裏地を切り取った水着とは、こんなにエロいものなのか。もしこれが水に濡れたら……。
透ける水着を着せられたあずさは、明らかに興奮していた。
腰がもぞもぞと動き、つややかな太ももが、ぶるっ、ぶるっと震えている。
伏せた目には、明らかに情欲の色が浮かんでいた。
そう、この娘も僕と同じように、夢想して昂っているのだ。
これを着て男女共用の温泉プールに入り、見知らぬ男たちに濡れた姿を見られることを。
「いいね。皆の注目をたくさん浴びるよ、きっと」
「本当に……行くんですか……」
穏やかに、無言で僕が頷くと、あずさは黙ってうつむいた。力が抜けてしまったように、その場にぺたりとへたりこんでしまう。
その姿は、僕をこれまでになく昂らせた。
飼っているメス犬の体ではなく、心を凌辱し、追い詰めて屈服させるという行為は、いつもながら僕の性的嗜好の根幹にあるようだ。
自分でも救いがたいサディストだと思うが、こればかりは仕方がない。そういう性癖に生まれついてしまったのだから。
白いレオタード水着で打ちひしがれるあずさの背後に、僕はゆっくりと回りこんだ。
ぞくぞくするような劣情が背中を上下する。ズボンの前はぱんぱんで、はちきれそうだ。
しゃがんでいるあずさの背中に、膝がつくにほど近づき、見下ろした。
つやつやとした黒髪の先が、なめらかな肩の上で揺れている。
そこからうなじが覗いていた。細くて白いそれは、いままで見た他の誰よりもきれいだと思った。
ふと、思った。
この娘の刻印は、ここに刻もうか……。
そう思いながら、僕はしゃがんだあずさの背中を軽く膝で押す。びくっとする女体の反応が伝わってきた。
両腕を下ろし、上から胸を鷲づかみにしてやった。
光沢のある白い水着は、その行為を咎めるかのように、硬い感触で手のひらを跳ね返そうとする。
それを無視して、豊満な乳房を水着ごと、むぎゅりむぎゅりと僕は揉みしだく。
「ああ……」
すぐそばにある僕の腕に顔を寄せ、あずさはうっとりとそれに頬擦りをしはじめる。軽く掴んだ小さな手のひらが熱い。
「こうやって水着越しに揉まれるのは、どう?」
「なんだか……いけないことをされてるみたいです」
くっつけている彼女の頬は上気して、腕の産毛をくすぐる吐息が熱い。早くもスイッチが入ったようだ。
「皆がいるところで、こんなふうに水着の上からおっぱいを揉んであげようか。水の中だけど」
「いやぁ、見られちゃいます」
困ったようにつぶやく声が、なんとも愛らしい。
そのくせこの娘は、妖艶な娼婦のように昂っているのだ。
僕は片方の腕をさらに下ろした。両脚を開かせてM字にさせると、その脚の付け根へと手を伸ばす。
指先に股間がふれる。そこをぐりぐりとしてやった。
いままで囁きのようだったあずさの喘ぎが、「ああっ、あああ」と本格的に大きくなっていった。
「ここ、こんなに濡らして。水着の上からでもわかるよ」
「いやっ……!」
「この格好で嬲られるのを想像して、たまらなくなってたんだね」
「やだぁ、そんなこと言わないでください」
半ば抱きかかえている小柄な女体が、ぶるっと震える。
衆人環視の中で犯される──それがこの娘にとって最大の悦びなのだ。
「今度の週末に出かけようね。温水プールか混浴の温泉に。楽しみだろう?」
「はい……いっぱい虐めてください……」
つややかな後ろ髪に、僕は顔を埋める。鼻先にある、きれいなうなじ。
決めた。
奴隷の証は、やはりここに刻印してやろう。
(15へ続く)
ぱっちりした二重がさらに見開かれ、もともと大きな黒目が光彩が見えるほど大きくなる。
「本当に切っちゃうんですか……?」
僕は無言で置いてある水着を手に取った。
この間PARCOで買ってきた女性用のレオタードタイプだ。売り場で選んでいるとき、「わぁこれもかわいい」と、いろんな水着を手にとって、あずさは大はしゃぎだった。
白系のものだよ、という条件に、愛らしい顔は少し残念そうに歪んだ。女の子ならやはり、カラフルなもののほうが良いに決まっている。
それでも、なかなかかわいらしいデザインのものを選んで、あずさは上機嫌だった。支払いは僕がした。すんなりとこういうものを買える余裕ができたのも最近のことだ。
そのお気に入りの水着がいま、僕の手で切り裂かれようとしている。
あずさは大きな二重の瞳をめいっぱい見開いて、切なそうな顔をする。せっかく買って、まだ一度も着ていないのに、と。
「切るといっても、ここをだよ」
そう言って僕は水着を裏返した。
胸と股間を覆う部分に、ベージュ色の裏地が貼り付けてある。
そこに鋏を入れはじめた僕に、あずさは顔を青ざめた。
「何やってるんですか主さま。そんなことをしたら着られなくなっちゃいます」
「ん? いや、ちゃんと着ようよ。せっかく買ったんだしさ」
じょぎ、じょぎ。
高価な水着の裏側が無残にも切り裂かれ、女の子の大切な部分を覆うものが、ただの布切れとなって床に落ちる。それをこの上品なお嬢さま女子大生は、呆然と見ていた。
いままでさんざんいろんな責めをしてきたが、今回のこれが、いちばんこの飼い犬の意表を突いたかもしれない。
作業を終え、僕はぺらぺらになった水着をあずさに差し出した。
「はい、試着してごらん」
「……いまここでですか?」
「そう。お店では着ている姿をちゃんと見られなかったからね。僕に着てみせて」
受け取ったそれを握り締めるあずさの手が、ふるふると震えている。
これを着るということは、つまり──。
「ぬ、主さまの前だけですよね、これを着るのは」
「あれ、一緒に温水プールとか温泉に行こうって約束したのに。あんなに楽しみにしていた様子だったのになぁ」
今度こそ、あずさは顔面蒼白になった。
これを着て公衆の面前に出るということは、その場にいる男たちにほとんど裸体を晒すようなものである。
僕の意図にようやく気づいて、美人女子大生は、その愛らしい顔を強ばらせる。
「早く。着て見せてくれないの?」
「き……着替えます……」
あずさは立ちあがり、僕の目の前でするすると服を脱ぎはじめた。
ふわりとした女の子らしい服を頭から取り去ると、下着だけの姿になる。
豊満ではちきれんばかりの健康美なのに、太っている印象とはほど遠い。突付けばぷるんと指を弾きそうな肌のつやは、何度見ても飽きなかった。
もう何十回僕の前に裸体を晒しているかわからないのに、ブラを外すとき、あずさはいつも恥ずかしそうにこちらをうかがう。
「……」
背中を向け、取り去ったブラを床に置き、胸を手で覆って、目だけで振り向く。その仕草がなんとも愛らしい。
みずみずしい肌にうっすらと残った下着の跡が、妙にいやらしかった。
ショーツを脱ぎ、同じように股間も隠す。
こっちを向いてごらんと言うと、顔を真っ赤にしながら正面を向いた。
こんなに恥ずかしがっているあずさが初々しくて、僕はすでにびんびんに勃起している。
「きれいな体だね、相変わらず」
「やん」
あずさは両腕で胸と股間を器用に覆ったまま、白い水着を摘み上げた。
前屈みになり、両脚をそれに入れて、腰までぐっと引き上げる。
結局、大事なところはほとんど隠したまま、肩紐を通して、水着を着てしまった。
いまだ恥ずかしそうに頬を染めているあずさに、僕は命じる。
「じゃあ、きをつけをして。そのまま直立不動ね」
「……」
何か言いたげな口元をきゅっと引き締めて、従順な飼い犬は顎を引く。
背筋をしゃんと伸ばし、薄い布に包まれた豊かな凹凸の正面を僕に見せ付けた。
そうやって従っていても、羞恥心だけはどうしようもないらしく、わずかに顔を背け、頬は赤く染めたままだ。
両膝に肘を突き、組んだ手に顎を乗せて、僕は身を乗り出した。21歳の女の子の水着姿を、まじまじと鑑賞する。
この手のレオタードタイプは、つまりは、スクール水着が白くなったものと思えばいいだろう。
もちろんあれほど野暮ったくはなく(それがいいという男は山ほどいるのだが)、きゅっと全体がシェイプしたシルエットで、肌に貼りついている。
むちむちという表現の半歩手前の豊満さで、いつも男たちの視線を浴びているあずさのボディは、そのぴったりした布地のせいで、なだらかな女らしい隆起が強調されていた。
ふっくらと小山のように盛り上がる胸。すべりこむようなウエストのくびれ具合。そして、はちきれんばかりの腰周りと太ももの量感。
そのみずみずしい女体を包む白い布は、薄くぴったりと貼りついて、内側の隆起や凹み、わずかにうかがえる小さな突起などを、くっきりと浮かび上がらせている。
こんもりと盛り上がった胸の左右に、ぽっちりと赤茶けた乳首が透けている。
おそらく張りついた水着の内側で、それは硬く勃起しているのだろう。乳輪もかすかにうかがえた。
しきりに股間を隠そうとする手を、後ろに回させた。ついでに「少し腰を突き出すようにしてごらん」と命じる。
剥かれた美人女子大生は「いやん……」と顔を背けつつも、言われたとおり、くっと腰を突き出す。
うっすらと淡い、あずさのヘア。
それが全身を包む白色の中で、そこだけ異質に黒い色を放っている。
ぴったりと押し潰された陰毛は、まるで珍しい草を押し花にしたかのように、一本一本までがくっきりと象られて、股間を彩っている。
全裸の何倍もいやらしい姿だ。
裏地を切り取った水着とは、こんなにエロいものなのか。もしこれが水に濡れたら……。
透ける水着を着せられたあずさは、明らかに興奮していた。
腰がもぞもぞと動き、つややかな太ももが、ぶるっ、ぶるっと震えている。
伏せた目には、明らかに情欲の色が浮かんでいた。
そう、この娘も僕と同じように、夢想して昂っているのだ。
これを着て男女共用の温泉プールに入り、見知らぬ男たちに濡れた姿を見られることを。
「いいね。皆の注目をたくさん浴びるよ、きっと」
「本当に……行くんですか……」
穏やかに、無言で僕が頷くと、あずさは黙ってうつむいた。力が抜けてしまったように、その場にぺたりとへたりこんでしまう。
その姿は、僕をこれまでになく昂らせた。
飼っているメス犬の体ではなく、心を凌辱し、追い詰めて屈服させるという行為は、いつもながら僕の性的嗜好の根幹にあるようだ。
自分でも救いがたいサディストだと思うが、こればかりは仕方がない。そういう性癖に生まれついてしまったのだから。
白いレオタード水着で打ちひしがれるあずさの背後に、僕はゆっくりと回りこんだ。
ぞくぞくするような劣情が背中を上下する。ズボンの前はぱんぱんで、はちきれそうだ。
しゃがんでいるあずさの背中に、膝がつくにほど近づき、見下ろした。
つやつやとした黒髪の先が、なめらかな肩の上で揺れている。
そこからうなじが覗いていた。細くて白いそれは、いままで見た他の誰よりもきれいだと思った。
ふと、思った。
この娘の刻印は、ここに刻もうか……。
そう思いながら、僕はしゃがんだあずさの背中を軽く膝で押す。びくっとする女体の反応が伝わってきた。
両腕を下ろし、上から胸を鷲づかみにしてやった。
光沢のある白い水着は、その行為を咎めるかのように、硬い感触で手のひらを跳ね返そうとする。
それを無視して、豊満な乳房を水着ごと、むぎゅりむぎゅりと僕は揉みしだく。
「ああ……」
すぐそばにある僕の腕に顔を寄せ、あずさはうっとりとそれに頬擦りをしはじめる。軽く掴んだ小さな手のひらが熱い。
「こうやって水着越しに揉まれるのは、どう?」
「なんだか……いけないことをされてるみたいです」
くっつけている彼女の頬は上気して、腕の産毛をくすぐる吐息が熱い。早くもスイッチが入ったようだ。
「皆がいるところで、こんなふうに水着の上からおっぱいを揉んであげようか。水の中だけど」
「いやぁ、見られちゃいます」
困ったようにつぶやく声が、なんとも愛らしい。
そのくせこの娘は、妖艶な娼婦のように昂っているのだ。
僕は片方の腕をさらに下ろした。両脚を開かせてM字にさせると、その脚の付け根へと手を伸ばす。
指先に股間がふれる。そこをぐりぐりとしてやった。
いままで囁きのようだったあずさの喘ぎが、「ああっ、あああ」と本格的に大きくなっていった。
「ここ、こんなに濡らして。水着の上からでもわかるよ」
「いやっ……!」
「この格好で嬲られるのを想像して、たまらなくなってたんだね」
「やだぁ、そんなこと言わないでください」
半ば抱きかかえている小柄な女体が、ぶるっと震える。
衆人環視の中で犯される──それがこの娘にとって最大の悦びなのだ。
「今度の週末に出かけようね。温水プールか混浴の温泉に。楽しみだろう?」
「はい……いっぱい虐めてください……」
つややかな後ろ髪に、僕は顔を埋める。鼻先にある、きれいなうなじ。
決めた。
奴隷の証は、やはりここに刻印してやろう。
(15へ続く)