16 あずさ 11.7 「それ、やりたいです」
- 2014/11/07
- 09:58
施術を終えたあずさが、その足で僕の部屋にやってきた。 靴を脱いで上がるとき、彼女がどこか首筋をかばうように見えたのは、まだ違和感が残っているからだろう。 皮膚の薄い、柔らかな部分だ。実際に傷を入れるわけではなく、厳密に言えば塗るという行為なのだけれど、それでも施術は痛く、辛かったに違いない。 それでも、この娘はやってくれたのだ。 僕に忠誠を誓うために。「あずさ、見せてごらん。君の、奴隷としての証...